SO@R物語
ソアラサービスの歩み
ソアラサービスは、1999年に個人事業主として独立した牛来(現 社長)が、SOHO(小規模事業者)のための交流会を立ち上げたのが始まりです。
シェアオフィスやコワーキングという概念がなかった当時、新たなものを生むには「出逢い」「情報」「刺激」が必要と考え、共同オフィス「広島SOHO’オフィス(現 SO@Rビジネスポート)」を、たった30坪からスタート。起業家やクリエイターと共に ”あったらいいな” をカタチにし続けてきました。
現在、「SO@Rビジネスポート」は100人余が入居する規模に拡大。”あったらいいな”をカタチにする、広島のビジネス拠点としての役割を果たしています。
1999.07
はじまりは、自宅の一室から
突然に会社を辞め、自宅で一人、販促プランナーとして仕事を始めた牛来(ごらい)が、「わたしは何のために独立しただろう」と自問自答を繰り返し、行きついたのは「目の前の”あったらいいな”をカタチにする」ことでした。
自身がSOHO(小規模事業者)となって直面した「悩み」や「困った」を解決すれば、目の前の仲間たちもきっと喜ぶに違いない。そんな思いで”あったらいいな”を一つひとつカタチにしてきました。
2000.12
人肌感覚の交流の場を
仕事をしていると落ち込むこともあります。SOHOならではの悩みもたくさんあります。
みんなが気軽に集まれて、「ここに来れば元気になれる」場が”あったらいいな”と、SOHOのための交流会(旧 広島SOHO'クラブ)を立ち上げました。
(代表コラム:back number)
「たった一人でも必要としてくれる人が居る限り、続ける」という思いを大切に、10年余、ボランティアで続けられたのは、SOHOの仲間たちの協力のおかげ。延べ参加数は6000人を超えました。
2001.07
自己資金20万で始めた共同オフィス
自宅で仕事を始めたものの、やっぱり自分のオフィスが欲しい。
でも大金がかかる・・・。
ならば、数人でシェアする共同オフィスが”あったらいいな”と思いつきました。企画書にしてあちこちにあたりましたが、結局は「自分でやるっきゃない!」と覚悟を決めました。
仲間たちの協力で中古の机や椅子を集め、パーティションを手作りし、たった20万円で始めたのが、現SO@Rビジネスポートの前身である、広島SOHO’オフィスです。
2001.12
「夢のSOHO オフィス」(現SO@R)
を発表
実は、広島SOHO'クラブを立ち上げた時から、拠点は必要と確信していました。いくらインターネットで繋がっていても、リアルに会える場は必要。
しかし当時は、手作り感覚の小さな共同オフィスを創ることが精一杯。いつかは実現させたいという思いで、「夢のSOHOオフィス」を仲間たちの前で発表しました。
この時は、全く現実味が無くまだまだ夢物語だったオフィスですが、きっと叶うと信じて、諦めずにずっと伝え続けたことが、実現に繋がりました。
2002.01
プロ意識の高いSOHOと企業を繋ぐ
ある日、仲間から、相談を受けました。
「思いつくところは全て行き尽くした。どこか売り込むアテを知らないか?」
個々で営業するには確かに限界がある。では、束になってPRするしくみが”あったらいいな”と考え、SOHOを企業に繋ぐコーディネート事業を立ち上げました。弊社で請け負って子請けや孫請けにするのではなく、直接繋ぐという新しいしくみです。
この方法により、間が入ることによる無駄なコストが節減されるなどメリットは双方にあります。Webサイトとして、「SOHOプロダクション広島」(現 THEプロフェッショナル広島)をスタートさせました。
現在は700事業者と提携。Webサイト「THEプロフェッショナル広島」では100人を超えるプロを紹介しています。
2003-2005
仲間と共に自主イベント開催
プロをアピールするイベント「ひろしまSOHO博」を開催。 SOHOクリエイターたちが手掛けた仕事実績を、展示やステージで発表し、プロのSOHOたちの力を社会にアピール。 3年目には、全国のSOHOリーダーたちが、「広島のSOHOはプロ」と語ってくれました。
2008.01
モノづくりプロジェクト初の商品化
成功報酬型による新しい契約方法で、地場企業 とコラボレーションし、SOHOクリエイターとチームを組んで開発した「黒もみじ」。
県内産の竹炭パウダーを生地に入れてインパクトを出し、健康志向のもみじ饅頭としてヒットさせました。
竹炭入りのもみじ饅頭
「黒もみじ」(やまだ屋×SO@R)
2009.06
SO@RビジネスポートOPEN!
たくさんのかたに支えられ、2001年に掲げた夢がとうとう実現しました。
“あったらいいな”をカタチにする広島のシェアオフィス「SO@Rビジネスポート」
オープンを機に、株式会社ソアラサービスに社名も変更。
3事業を柱に2ndステージへ。
1.拠点事業 < SO@Rビジネスポート>
2.モノづくり事業 <地場企業とクリエイターのコラボ商品開発>
3.支援事業 <セミナー事業、創業支援ほか>
2010-2011
雇用対策事業で若者を企業へつなぐ
広島県より緊急雇用対策基金事業を受託。2011年に実施したクリエイティブ人材養成輩出プロジェクト「ひは。」では、100人の既卒者をソアラサービスにて受入れ、2か月間の研修後、企業にマッチングしOJTを実施。68%を雇用に結びつけました。
2011年に実施した「専門職マイスター・チャレンジプロジェクト」では、帆布製作や庭師などの専門職を希望する若者たちを雇用に繋げました。
2013-2019
多様な創業支援事業の実施
広島県内外からの受託や補助金を活用し、創業の機運醸成のための事業や、起業後5年未満の創業者支援、女性の起業支援等、さまざまな創業支援を実施。起業家のカバン持ちetc、SO@Rらしいユニークな事業を展開しています。
・起業家向け共同オフィスを活用した独立・開業・第二創業支援「Let's begin! at SO@R」
・コワーキング型創業支援事業「FLY HIGH!」
・創業・事業拡大応援プロジェクト「Stand up!」、「Get a Chance!」
・SO@R創業支援プログラム「HONKI」ほか
2016.12
広島発のPeaceブランド
「EARTH Hiroshima」立上げ
広島に生き、広島で仕事をするからには、いつか・・・
長年あたためていたその思いを、世界へ届ける広島発のPeaceブランド「EARTH Hiroshima」というカタチで実現。
現在、30アイテムを商品化。国内30店舗、海外3店舗(パリ、ミラノ)にてお取り扱い頂いています。
-世界はみんな繋がっている「ひとつながりの地球」-
手にした人が、ほっと優しい気持ちになれるように。
その輪が世界中に拡がり、地球の全ての人が幸せを感じられるように。
広島の製造業とクリエイターと連携し平和への願いを込めたグッズを創って世界に届けます。