「中米統合機構加盟国向け ビジネスを通じた女性のエンパワーメント」
をテーマに、今年もJICA研修の見学受入れ&講師を担います。
研修員は、中米各国でジェンダー平等と、女性の経済的自立促進に向けた
政策策定や事業実施に携わる女性行政官およびNPO職員10名。
約1か月の研修期間中、4日を共にします。
初日は、各国の現状と活動についての発表をお聴きしました。
一口に "中米" と言っても各国で状況はさまざま。
例えばホンジュラスでは、非識字者は12%で、
女性世帯主は30%超。その殆どがシングルマザーで、課題の一つは、
「経済的エンパワメントを通じて、女性に対する暴力の発生率を軽減すること」
女性のDV被害は深刻です。
ニカラグアは、政治的エンパワメントにおいて145か国のうち上位5番目。
女性が管理職の50%を占めています(2018年)
素晴らしいですね!
男女間格差は減り、女性は労働市場によりアクセスできるようになりました。
ただし、彼女たちの起業理由は「生活するため」
そこに「夢の実現」「起業家精神」は、無いのが実情です。
一方、パナマは、経済状況は途上国の中では平均より上。
就労率は男性79%、女性49%
失業率は男性3.3%、女性5.5%
女性の殺人率は、ここ5年間で51.28% 削減
「ビジネスを始めよう」をテーマに起業を推進し、
ここ3年位で、民営のコワーキングスペースも出来たと言います。
かつて日本でも、人が売買された時代はあります。
夫は「主人」、妻は「家内」と呼ばれてきました。
しかし、(良くも悪しくも)日本は変わりました。
その環境から「諦める」ことを余儀なくされている人がいる中で、
恵まれた環境下で生きる私たちが、
「諦めてはいけない」
迷っているなら、踏み出そう。
与えられた可能性を精一杯、活かそう。
その思いを、改めて伝えたくなりました。
・・・出逢いに感謝をこめて・・・
(文:ごらい@ソアラサービス)
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